勿来発電所の集合煙突を仰ぎ見ながら ~植田宿、佐糠薬師堂を経て安寿と厨子王伝説の金山をゆく~
- 距離:
- 約7キロ
- サイクリング所要時間:
- 約35分
- ウォーキング所要時間:
- 約100分
植田は鮫川の水運と浜街道の要地で、江戸時代には磐城平藩の口留番所(物資輸送の取締を行う)が置かれ、宿場町として発展しました。隣の佐糠は人口325名(『佐糠村明細帳』)の半農半漁の小さな集落でしたが、戦後、勿来発電所の誘致で一気に近代化が成されます。金山は明治44年(1911)、小浜町愛宕神社の古文書を整理した神官・鳥居玄明が『鏡ヶ丘由来紀』を刊行し、その中で「安寿と厨子王伝説の地」として紹介されました。個性豊かな3つの集落を駆け抜けます。
- /クレジット/
<いわき時空散走プロデューサー> 陸奥賢 <いわき時空散走事務局長・コーディネーター> 寺澤亜彩加 <スーパーバイザー> 権丈泰巳 <マップデザイン ・イラスト> 藤城光&フジキカオリ <リサーチ協力> 鈴木修一郎、正木里奈、正木真由美 <スペシャルサンクス> 小宅幸一、遠藤拓二、金山の昔を伝える会
- /参考文献/
『植田村明細帳』(野村兼太郎)
『鏡ヶ丘由来記』(小名浜鎮座愛宕神社の社記)
『いわき民報コラム』(いわき民報社)
『日々の新聞102号』(日々の新聞社)
『いわき市史』(いわき市史編さん委員会)
『いわきのお宮とお祭り』(山名隆弘)
『郷土誌いわき市植田小学校』(植田小学校)
『龍門寺』
『佐奴嘉今昔物語』(中村広寿)
『鮫川流域の群像』(中村広寿)
『泉藩領廃仏毀釈 消えた寺院考察』(水沢松次)
『いわき市金山周辺の歴史』(金山の昔を伝える会)
『磐城紳士録』(吉村白水)
『磐城信用録』
『日本の固有生活を求めて』(山口弥一郎)
『民俗と歴史』(民俗と歴史の会)
『勿来の熊野祭り』
『50年のあゆみ(1955-2005)ー人と事業の記録ー』(常磐共同火力株式会社)
『磐城高風録』(磐城新聞編輯部)
『磐城人物論』(土屋知美)
『いってみっぺ勿来』(蛭田耕一)
『要綱 石城群町村史』(諸根樟一)