2024年2月リサーチ
2月1日(木)
10時~16時:「平リサーチ」
参加者:5名(陸奥・寺澤・井上・北林・渡邊)
5月に実施予定の時空散走フェスティバルに向け、新エリアのリサーチが開始。この日は、FAROオーナーの北林由布子さん、平七軒町出身の渡邉瞳子さんと共に平のまちを散策。お二人の思い出エピソードなどお聞きする。
磐城高校の近くの胡麻沢というエリアにて、鉱泉旅館『さわの湯』と下宿『栄山荘』を発見する。どちらも営業しているのか不明。今後リサーチしていきたい。
渡邉さんが、以前から気になっているという六人町というエリアのついても、今後リサーチしていきたい。
平田町にある琴三味線屋の『山形屋』にて、店主の方からお話を伺う。100年以上続くお店の歴史や、町の様子の移り変わりについてなどお聞きした。現在は、三味線の講師も減少してしまったようですが、昔は山形屋の近くを通ると、三味線の練習している音が聞こえたそうである。
2月2日(金)
10時~18時:「赤井リサーチ」
参加者:6名(陸奥・寺澤・井上・松本・大森・藤城)
以前の赤井リサーチの際に赤井公民館で発見した『勿来の関』の著者であり、赤井出身である、橋本吉治さんにお会いするため、勿来の関研究会へ訪問する。赤井のこと以外にも勿来の関について詳しく教えていただいた。また、より赤井について詳しいご友人をご紹介いただく。
常福寺(閼伽井嶽薬師)の御住職にお話を伺う。龍灯伝説や、赤猪の話などをお聞きする。橋本さんに繋いで頂いたご友人の岡田さんと吉田さんにお話を伺う。子供のころの赤井での思い出話などをお聞きする。
また、北諏訪神社の『山外舞』について教えていただき、神社のカギを管理している方にお繋ぎいただく。4日(日)にカギを開けていただけることになった。
2月3日(土)
13時~16時:「湯本リサーチ」
参加者:8名(陸奥・寺澤・井上・松本・小松・小松(母)・根本・熊谷)
新エリアの湯本リサーチ。小松理虔さんのお母さんの出身である八仙・浅貝エリアを散策し、炭鉱時代のエピソードや当時の町についてお話しいただいた。
炭鉱時代は、現在の八仙団地は、十軒長屋の炭鉱住宅で、そこには、公衆浴場や商店もあったとのこと。また、子種山祇神社がある場所には井戸があり、かつては飲料水が湧き出る場所だったそう。湯本では家のお風呂も温泉だったほどどこでも温泉が使えたそうだが、逆に飲料水はとても貴重だったとのこと。
また、八仙女子野球チームがあったことが判明。お母さんの友人が浅貝で鮮魚店を営んでおり、その方の姉がチームに属していたとのこと。ちょうど遺品整理していた箱の中から当時の写真を発見し、お借りすることができた。ほかに八仙女子野球についての資料は見つからず、大きな収穫である。
かつて浅貝球場だった近くに、フラガールの養成学校があったことも分かった。
2月4日(日)
10時~15時:「赤井・平窪リサーチ」
参加者:5名(陸奥・寺澤・井上・藤城・熊谷)
2日(金)に橋本さんにお繋ぎいただいた、北諏訪神社の管理人である 酸にお話を伺う。北諏訪神社では、毎年8月最終日曜日に、山外舞・三匹獅子が奉納される。山外舞で使われるお面の種類などについても資料と共に教えて頂いた。また、北諏訪神社の中も特別に見学させていただけた。
午後からは、平窪エリアのリサーチ。利安寺にて、澤村勘兵衛の墓があることを確認した。
『平窪郷土誌』に記載されていた、『からし坊主伝説』賭け事が好きなお坊さんが、勝つと相手に辛子を食べさせており、ある日負けて辛子を食べさせられた相手が死んでしまったという話がある。そのタタリの石があるらしく、安養寺にて探し回って発見した。
2月10日(土)
9時~12時:「平リサーチ」
参加者:3名(寺澤・井上・渡邊)
久保町にある、『山田屋醸造』の青木貴司さんと久保町を歩きながら、お話を伺う。山田屋醸造のすぐ近くに好間江筋があり、古地図と照らし合わせるとお城の堀と一致することが分かった。また、元文一揆の時には総勢2万人の義民のうち3千人がこの江筋入り口辺りに集合して向かったそう。
青木さんのお父さんからもお話を伺うことができ、戦争当時のまちの様子が印象的だった。学校のグランドは食料自給するための畑になり、生徒たちは田んぼで匍匐前進や木の鉄砲の練習など軍事教練をさせられていたとのこと。