
2024年4月リサーチ
4月11日(木)
13時~17時「平リハーサル」
参加者:5名(陸奥・寺澤・井上・北林・渡邊)
4月11日(木)は、『 いわき時空散走フェスティバル 2024春』に向けて、平ツアーのリハーサルを実施。サポーターの北林由布子さん、渡邉瞳子さんと共に、当日の流れやコースの確認を行いました。平エリアを自転車で巡るのは今回初めてでしたが、道が狭いところや城山の方では少し急な坂もあり、安全な道や停車場所の確認ができたので良かったです。
18時~21時「田部君子マッピングの会」
参加者:8名(陸奥・寺澤・井上・藤城・北林・渡邊・松本・前田)
リハーサル後は、いわき時空散走プロジェクトメンバー&サポーターの皆さんで松ヶ岡公園にある『旅館ときわ亭』へ。なぜときわ亭なのかと言うと、実は、これまでのリサーチで何度も紹介している、藤田女学校出身の女流歌人『田部君子』さんが、ときわ亭で歌会を開いていたのです。
田部君子さんの歌には、いわきの地名や場所が推測できるような歌がいくつかあり、その歌をいわきの地図にマッピングしよう!ということで、ときわ亭でお食事をいただいた後、田部君子さんの歌のマッピングを行いました。
「この歌はきっと町だよね。」「これは実家の遠野だな〜」などと、我々の勝手な推測ではありますが、歌から情景を思い浮かべながらマッピングを楽しみました。時空散走に関わる仲間内では、田部君子ファンが続々と増えており、歌碑を作りたい、イベントをしたい、などの声があがっています。
4月12日(金)
10時~12時「平リサーチ」
参加者:5名(陸奥・寺澤・井上・渡邊・池部さん)
4月12日(金)午前中は勿来の喫茶店『どなう』にて、田部君子さんの姪にあたり、『田部君子歌集』を出版した池部淳子さんにお話を伺いました。田部君子の生い立ちや、池部さんが『田部君子歌集』出版に至るまでの話など詳しく教えていただき、改めて田部君子の劇的な人生に感銘を受けました。
また、池部さんは俳人であり、俳句の基本や魅力についても教えていただきました。その時の情景を、五・七・五に込めて伝える。日本人ならではの感性を大切にしたいと思いました。
13時~16時「取材対応・日々の新聞社訪問」
午後からは、『福島民報社』、『福島民友社』に取材いただいた後、『日々の新聞社』に行き、大越章子さんからお話しを伺いました。扉を開けるとヨーロッパの世界が広がり、ゆったりとした時間が流れる空間でした。
日々の新聞のこれまでの記事などを読ませていただき、いわきのリアルをちゃんとリサーチして言語化・可視化していく、とても本質的な新聞だと思いました。『いわき時空散走』と共通する視点などもあり、今後もお互いに情報共有していけたら嬉しいなと感じる出会いでした。
18時~19時「赤井・平窪リサーチ」
参加者:6名(陸奥・寺澤・井上・大森・松本・Kさん)
夜には、赤井・平窪サポーター大森さんのお家にて、赤井北諏訪神社の山外舞をしている若者Kさんに、お話しを伺いました。小さい頃から『日本昔ばなし』が好きで、伝統文化などにも興味があり、中学生の頃から山外舞を始めたそうです。自分のやりたいことを、自分が生まれ育った地域でできるということ、これは誰でもできることではなく、本当に素敵なことだと思います!
4月13日(土)
10時~16時「末続リサーチ」
参加者:3名(陸奥・寺澤・井上)
4月13日(土)は、新エリアの末続・久之浜リサーチを行いました。いわき時空散走フェスティバルの準備とともに、新エリアのリサーチも同時並行で進めていきます。
まず向かったのは、プロデューサー陸奥さんも初上陸の末続。海の見える木造駅舎で、綺麗な花壇、駅ノートも設置されており沢山の利用者さんたちが交換日記のように、言葉や絵を残していました。皆さんから愛される末続駅の雰囲気に私達も包まれて、外のベンチに腰掛けながら海を眺めてしばしゆっくりと黄昏てみる一同・・・。
その後、陸奥さんが調べてきてくれたスポットを一つずつ歩いてリサーチし、島田帯刀の碑、東日本大震災之碑、末續寺などを巡った後、お昼は、すえつぎカフェで美味しいスパイスカレーをいただきました。
その後、車に乗って久之浜の方へ。末続〜久之浜間の自転車で安全に走れる道も確認していきます。途中レンガ作りの高架下トンネルがあったり、自転車で走ると気持ちよさそうなコースです。久之浜では、金ヶ沢にある見渡神社、八大龍王、星廻宮神社、いわき七浜海道のサイクリングルート起点などを巡りました。
最後に、いつものように甘いものを・・・と駆け込むように『SLOW DAYS Cafe 』さんへお邪魔しました。みんなで海竜ソーダを飲みながら、久之浜育ちの店主のしおりさんに久之浜についてお話も伺うことができました。
元々、双葉郡だった末続と久之浜のエリアは、どちらもまちの雰囲気がはっきり伝わってきて、隣同士だけど全然違う魅力がありました。これからリサーチを重ね深掘りしていきたいので、皆さん情報提供など、ぜひよろしくお願いします!新しいエリアのリサーチをするたびに、いわきは本当に広いなあと実感。広いからこそ、それぞれのまちの歴史や色を紡いでいきたいですね。
4月14日(日)
9時~16時「赤井・平窪リサーチ・リハーサル」
参加者:8名(陸奥・寺澤・井上・藤城・大森・松本・Kさん・船生さん)
4月14日(日)は、赤井リサーチを始めた当初からずっと気になっていた大きなお家、『船生家』についにお邪魔させていただき、赤井駅隣にある北都オーディオ創設者の船生さんにお話しを伺うことができました。赤井のこと、船生家のこと、北都オーディオの成り立ちについてなど教えていただき、まだまだ新情報や面白いエピソードが出てきました!
その後、『いわき時空散走フェスティバル2024春』に向け、赤井・平窪ツアーのリハーサルを実施。ちょうど桜が満開な自転車日和でした。赤井・平窪は、山、川があり、田んぼが多いので視界も広く、自然に囲まれたコースで、走っていて本当に気持ちいい・・・!改めて自転車と相性が良い地域だと思いました。平坦な道、交通量が少ない道がほとんどなので、自転車初心者の方にもおすすめなエリアです。
そしてもちろん、赤井・平窪の歴史も深く面白い!ツアーに参加すると、マップには載ってない話やスポットがでてきたりするので、参加予定の皆さん、お楽しみに〜。