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『いわき時空散走フェスティバル24秋』赤井・平窪ツアー

▶ 赤井・平窪ツアー『いわき時空散走フェスティバル2024秋』

【日時】2024年10月13日(日)13時~16時半

【集合・解散】赤井駅

【サポーター】大森由美子(おおもり・ゆみこ)

▶ツアーコース

(スタート)赤井駅→ 赤井焼窯跡地→ 愛谷の堰→ 赤井凱旋門→ 磐城橋(曲田橋)→ 防災マップ看板→ 鬼馬塚→ 安養寺→ 下平窪公民館→ 木木→ オカモト福島工場→ 稲田地蔵尊堂→ 赤井駅(ゴール)

 

前回ツアーとコースは同じですが、一緒に走る仲間が違えば、盛り上がるポイントや出てくる話も違うので、また一味違うツアーとなりました。

 

今回の赤井・平窪ツアーには、赤井出身の方から市外からお越しの方も。また、旅好きの親子がお父さんと息子さんで参加してくれたりなど、新しい出会いもたくさん!平窪・赤井の様々な伝説や、田園風景、閼伽井嶽、夏井川、自然も満喫できるツアーとなりました。

 

▶ツアーハイライト

ー 愛谷の堰

赤井と平窪の間には夏井川が流れており、愛谷の堰があります。前回のフェスティバルでは、5月の田植えシーズンだったので水位が低かったのですが、その時と比べると水量が多かったです。そういった季節ごとの景色の変化も感じられました。

 

また、参加者の中学生の少年は、「愛谷の堰学校で習った!知ってる!」と話してくれました。ぜひ、いわき時空散走マップも少し下の方まで下りると「川の主がいる!!」と声が。川の中をのぞくと、大きな鯉がのっそりと泳いでいました。

ー んだからいったっぺ早く逃げろって

ツアー当日は、10月13日。2019(令和元)年10月12日から13日にかけ、いわき市を襲った台風19号からちょうど5年でした。サポーターの大森さんの自宅も1階は浸水したとのことでした。

 

また、今回のツアーにも参加してくれた一般社団法人Tecoのやっちゃんは、水害被災地支援として水害被災地平窪地区の公民館で「平窪てこてこ サロン」として地域に住う誰もが気軽に集い顔の見える関係性を築くことができる居場所の創出を行っています。

また、下平窪地区の皆さんと、いわき市と、福島高専の学生が協働して、地区防災マップと、川が溢れた時の浸水の深さや、洪水の流れの方向、令和元年の台風時の様子が納められた写真や動画などがQRコードから見れる看板が作成され、各所に設置されています。

 

いざという時に、この場所は安全かどうか、どの方向に逃げればいいのかが一目でわかりますし、水害被災当時の写真がいつでも見ることができるようにアーカイブされていることもとても大切だと思いました。

 

防災看板には、「んだから いったっぺ 早く逃げろって」と書かれています。やっちゃんが提案した言葉だそうです!いわきなまりのこの言葉が、頭に残りやすく、口ずさみたくなってしまう。

 

単なる防災マップではなく、この地域の人たちが、自分たちの地域の未来を考えて作ったマップ。製作に関わった皆さんの強い思いが伝わってきました。

 

今回は、途中でお腹が空いて、(喋りすぎ…?)コンビニによっておやつタイムも挟みました。おやつを片手に、ここでもみんなお喋り(笑)毎度のことですが、いくら時間があっても話が尽きませんね。いわき時空散走のツアーは参加者の皆さんが喋りすぎるくらいがちょうどいいです!

 

文章:井上栞里(NORERU?広報)

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