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『いわき時空散走フェスティバル2025春』湯本・浅貝ツアー

▶ 湯本・浅貝ツアー『いわき時空散走フェスティバル2025春』

【日時】2025年5月5日(月・祝)13時~16時30分

【集合・解散】湯本駅

【サポーター】山田亜希子(やまだ・あきこ)

いわき時空散走サポーターの山田亜希子さん

▶ツアーコース

(スタート)湯本駅→ みゆきの湯→ A家食堂→ 湯本第一小学校→ クラモト→ 新滝跡→ 温泉神社→ 正木屋材木店→ はせ川餅菓子店→ 上町→ 妙覚寺→ 湯本病院・源泉揚湯場→ 備中屋斎菊→ 湯本駅(ゴール)

 

今回は、湯本にゆかりのある方や、いわき市内出身の方がほとんど!前回とは違う新たなコースで、各スポットで地元参加者達の話が盛り上がる楽しいツアーでした。

湯本駅から自転車を押してスタートし、最初に到着したのは3月末で閉業した『みゆきの湯』。地元の方々から愛された公衆浴場でしたが、再開発エリアのため残念ながら閉じてしまいました。八仙団地の方々やお風呂がついていない家の方が日常利用していたようで、お風呂難民になっているのではという心配の声も。まちは変わりゆくもの、自分たちが過ごした湯本の『今』を身体に刻んでおきたいですね。

今回のツアーでは上町・桜木町も巡りました。湯の温度が熱すぎると有名な『上の湯』や、桜木町にある『正木屋材木店』『はせ川餅菓子店』へも立ち寄りました。シフォンケーキがふわふわで美味しかったです!そして柏餅もサービスしていただきありがとうございました。またこの通りには映画館もあったそう!山田さんの思い出話を聞きながら巡る桜木町、最高でした。

今回は、『霊光山妙覚寺』へ立ち寄りました。この場所には、1910〜1960年頃まで湯本町の火葬場があったそうです。その時の火葬場の煙突が改装され、現在は「旧火葬場に係わる有緑無線之諸霊」「常磐炭鉱殉難者一同之霊」「常磐炭鉱朝鮮人強制連行労務者之精霊」を慰める『萬霊供養之塔』になっています。

最後には『備中屋本家斎菊』へお邪魔しました。特に、斎菊勝之助さんが湯本の町並みを描いた絵図に、参加者の皆さんも興味津々な様子でした!細部まで丁寧に描かれており、当時の様子が浮かび上がります。写真がない時代に絵で町の営みを残してくれたことに感謝しかありませんね。新たなコースを開拓でき、今回も大満足なツアーでした。

 

文章・写真:井上栞里

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