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『いわき時空散走フェスティバル2025秋』草野・神谷ツアー

▶ 草野・神谷ツアー『いわき時空散走フェスティバル2025秋』

【日時】2025年11月16日(日)13時~16時

【集合・解散】がんぷはうす

【サポーター】藤城光(ふじしろ・ひかり)

▶ツアーコース

(スタート)がんぷはうす→ わたなべの飴本舗→ 駄菓子屋跡→ 獣魂碑→ 大円寺→ 十九夜様と剣八幡→ 夏井川・川中島(仕置場跡)→ がんぷはうすの田畑→ ゆきちゃん(やぎ)の小屋→ がんぷはうす(ゴール)

 

今回の草野・神谷ツアーでは、前回ツアーで時間が足りず行けなかった部分があったので、続きから回っていきます。そして、念願のがんぷはうすからのスタート!ツアー前には、スタッフと希望した参加者の皆さんとがんぷはうすでランチをいただきました。囲炉裏に焼きおにぎり、野菜たっぷりの鍋、丁寧に味付けされた煮物などの小鉢、全部とても美味しかったです。

ご飯を食べていると、他の参加者の皆さんも集まってきたので、自転車の準備をして、ツアーが開始されました。今回はがんぷはうすオーナーのたださんも参加してくれることになり、色んな思い出話もお聞きすることができました。

 

まず、前回も行った『わたなべ飴本舗』で藤城さんが用意してくれた飴をいただき、早速休憩。参加者によると、元々平五色町の方に飴工房があり、火事になって草野へ移ったのを覚えているとのことでした。

その後、たださんの案内で近所の駄菓子屋跡へ。たださんが幼稚園生の頃くらいまで駄菓子屋だったそうですが、その後駄菓子屋のおばあちゃんがそこで住んでおり、たださんが中学生の頃自転車通学が禁止で家が遠くて歩くのが大変だった友達と、このお家まで自転車で来て置かせてもらっていたという思い出話も。

その後、川側へ向かいます!夏井川の近くにある『獣魂碑』に到着しました。平成12年(2000)に業務終了した平畜産センターの跡地です。たださんの家も、昔は豚を飼っており、ここまで連れてきていたそうです。また、このあたりの字は、「天神」といいますが、『神谷村誌』(志賀伝吉著)によると天神には「博打畑」があったといいます。最近では全く馴染みがないですが、サイコロとかで賭けてたんじゃないか、お祭りとかの集まりでやるんじゃないかなど、「怖い~!!」と言いながら想像話で盛り上がりました。

その後、川沿いを走っていき、大円寺へ。大円寺の中に石碑があり、夏井先生によると、これは戊辰戦争の時、笠間藩神谷陣屋の代官職の人がどれだけ活躍したか称える石碑とのことです。なぜここにあるのかというと、元々はこの場所付近に陣屋があったのですが、夏井川の氾濫などで高い場所に移転しようとなり、現在平六小のある場所に陣屋が置かれたそうです。そのため、石碑がここにあるとのことでした。

また、ここからスーパーホテルが見えるのですが、寛延元年(1747)、内藤家が延岡に転封すると中神谷は幕領となり(その後、笠間藩領となる)、代官所が現在スーパーホテルがある付近に置かれました。この代官所で苅萱童心(正室と側室の確執と憎悪に罪を感じた武士が家族を捨てて高野山僧・道心となり、その後、母を亡くして天涯孤独の身になった息子・石童丸が訪ねてくるが、父と名乗らずに共に修業をする)の芝居が行われ、その由縁で苅萱の字名が残っています。たくさんの見物客が押し寄せて、「今日も苅萱、明日も苅萱」というほどの大人気な作品だったそうです。

そして次に辿りついたのが、道の横に突如現れた小屋のようなもの。慶長年間(1596~1615)に瀬戸に住み着いた夏井武衛門は親の仇討ちにやってきた若い姉妹を返り討ちにします。しかし姉妹の祟りで怪異が起こり、それを鎮めるため、姉のために十九夜様を、弟のために剣八幡を祀ったといいます。今回も一緒に巡ってくれた夏井先生が、「あなたは父役、あなたは姉、あなたは弟」と言って参加者に配役し、物語のように分かりやすく解説してくれました。そして、最後のオチは、「この人が私の先祖です。」と言って、みんなでびっくり!即興劇がとても分かりやすくて面白く、盛り上がりましたね。

その後、また川沿いを走り、夏井川・川中島へ。ここは、かつて笠間藩・神谷陣屋の仕置き場があり、重罪人は瀬戸にあった牢屋を出て所廻しにされ、仕置きされたそうです。当時は、処刑が見せ物になっていて、悪いことをするとこうなるということの見せしめでもあったといいます。また、出羽神社の御神輿もここまで運び、水につけるそうです!

最後は、がんぷはうすがやっている畑や、ヤギのゆきちゃんのところに立ち寄って帰ってきました!最後には、がんぷはうすの囲炉裏を囲んで珈琲を飲みながら喋って解散しました。実家のような落ち着いた雰囲気が居心地よく、いつまでも居座ってしまいそうでした。がんぷはうすでの宿泊も最高なので、草野・神谷ツアーの時は宿泊と合わせて楽しむのもおすすめです!

文章・写真:井上栞里

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